メルカリに見るインド人学生の採用活動とレガシー日本企業からの人材流出

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ITの分野で世界を代表する技術者を次々と輩出しているのがインド工科大学である。卒業生の就活は「超売り手市場」。23の校舎すべてで一斉に開催される就職面接会では、マイクロソフトやグーグルといったIT系に加えて金融や自動車など世界中の名だたる企業が“世界最高の頭脳”を狙って争奪戦を繰り広げる。そこに名乗りを上げた日本企業。待遇面では太刀打ちできない彼らは、どんな戦略で学生を口説き落とすのか、密着した。 

 メルカリがインド工科大学で行われた2週間にわたる採用イベントの第一日目に参加する権利を獲得して採用活動を頑張る話。多様なバックグラウンドをもつ優秀な人材を集めることは企業の成長にとって重要な活動になるだろうと思った。メルカリならできてもレガシーな企業には難しい活動かもしれないと感じた。

 

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ここで語られる「GAFAに人材流出」というのは日本企業の大テーマです。人材が逼迫し、良い人を採用するコストを会社がどう負担するのか、いままで組織で頑張ってきた人たちと、外から引っ張ってくる優秀な人たちとの賃金格差を人事体系上、組織としてどう説得力のある形で埋めていくのかというのは重要な問題になっています。

 ITなら「GAFAに人材流出」なんだろうけど、とくに知識が重要な分野で日本企業がレガシーな組織を変えられず同じ問題を抱えてるかもしれない。

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